直感的な使いやすさと豊富な機能で、最も活用されている3次元CADソフトウェアです。
Product Outline 製品概要
SOLIDWORKSとは
- SOLIDWORKSは、Dassault Systemes(ダッソー・システムズ)が提供している3次元CADソリューションです。
- 1995年に初のWindows完全準拠3次元CADとして登場して以来『すぐに実感できる使いやすさ』から、全世界で最も活用されています。
- 豊富なモデリング機能とアドインツールがあり、構想設計から詳細設計、検証までスムーズに行うことができます。
SOLIDWORKSの選べる3つのパッケージ
- SOLIDWORKS Standard
本格的な3次元設計を行うための基本パッケージ
部品、アセンブリおよび図面機能に加え、板金やプラスチック部品、自由曲面のモデリング機能を網羅しており、最適な設計を行うことができます。 - SOLIDWORKS Professional
3次元設計をさらに推進するツールが備わったパッケージ
Standardの機能に加えて、標準部品ライブラリや簡易的なデータ管理ツール、レンダリング機能などが含まれます。 - SOLIDWORKS Premium
設計検証までも実現するSOLIDWORKS最高峰パッケージ
Professionalの機能に加えて、線形静解析や機構解析(Motion)、配管・配線設計機能などが含まれます。
Features 特徴
SOLIDWORKSの使いやすさ
- SOLIDWORKSは操作の手数、画面の高解像度化、マウスのドラッグ量までも考慮して、操作性を継続的に改良しています。
本来の設計に集中するためのあらゆる機能強化を実現SOLIDWORKSが毎年行う200以上の機能強化のうち、90%以上が全世界で実際に使用しているお客様の要望を反映したものです。ベンダーの思い込みではなく、お客様が本当に必要なツールが提供されています。
これらの機能強化は使った人にこそ伝わるもの。SOLIDWORKSが長期にわたり活用されている理由のひとつです。
- 機能の例
・FeatureManager:形状や部品を一覧でツリー表示します。
・確認コーナー:何回も繰り返すOKとキャンセルの操作をマウスの近くに表示してすぐに完了できます。
・マウスジェスチャー:マウスを右ドラッグするだけで瞬時にコマンドを実行できます。
・階層リンク:大きくマウスを動かすことなく、あらゆる階層のフィーチャーを編集できます。
・状況依存ツールバー:選択したオブジェクトに合わせて、よく使う機能をカーソルの近くに表示します。
・タスクパネル:ファイル、ライブラリなどの作業別に参照できるわかりやすいパネルです。
・CommandManager:機能タブごとに区切られた、コマンドのツールバーセットです。
SOLIDWORKS Standardの特徴
- SOLIDWORKS Standardでは、3次元CADの基本機能として部品設計・アセンブリ設計・図面作成が直感的な操作や分かりやすいメニューで実施することができます。さらに、板金やプラスチック部品、自由曲面のモデリング機能を網羅しており、最適な設計を行えます。
・CADソフトウェア基本機能(部品、アセンブリ、図面)
・簡易設計検証(構造、流体解析)
・インポートモデルの自動フィーチャ認識
・図面比較による生産性向上
インポートモデルの自動フィーチャー認識(FeatureWorks)
- SOLIDWORKSでは様々なデータ形式でのCADモデルをインポートできます。インポートしたモデルから「押し出し」「穴」「フィレット」など形状に応じたフィーチャーを生成する機能が「FeatureWorks」です。
- 認識されたフィーチャーは、SOLIDWORKSでモデリングしたフィーチャーと同じように編集することが可能です。
各種CADファイルのインポート/エクスポートおよび3D Interconnect(3D Interconnect)
- 3D Interconnectは、外部CADデータを効率的に利用できるよう、以下のように変換機能とプロセスが強化されています。
•外部CADデータをSOLIDWORKS形式に変換せず、そのままSOLIDWORKSアセンブリに挿入
•外部CADデータをオリジナル部品とのリンクを保持したままSOLIDWORKSで開く
•オリジナルのCADデータが更新された際、SOLIDWORKS内でその変更を反映
•必要に応じて挿入した部品とオリジナル部品とのリンクを解除
これにより、外部CADデータの利用がよりスムーズになり、作業効率が向上します。
簡易設計検証(構造)(SOLIDWORKS SimulationXpress )
- SOLIDWORKS SimulationXpressは、全てのSOLIDWORKSユーザーのためのウィザード形式で簡単に操作できる応力解析ツールです。
応力や変位、破損リスクがある領域が明示されるため、強化が必要な部分の特定や過剰設計の最適化に役立てることが可能です。
マルチボディやアセンブリの解析、より詳細な解析が必要な場合は、SOLIDWORKS Simulation が別途必要です。
簡易設計検証(流体)(SOLIDWORKS FloXpress )
- SOLIDWORKS FloXpressは、部品やアセンブリモデル内の流体の流れを解析できる簡易流体解析ツールです。
ウィザード形式のガイドに従い、幾何形状のチェック、流体の選択(水または空気)、流入口や流出口の境界条件の設定、解析までを順を追って進めることができます。
解析結果は視覚的に確認できる流跡線やレポートとして出力されます。
設計段階で流体の速度場を計算し、製造前に設計の問題点の特定と改善に役立てることができます。より詳細な解析が必要な場合は、SOLIDWORKS Flow Simulation が別途必要です。
SOLIDWORKS Professionalの特徴
- SOLIDWORKS Professionalは、Standardの機能に加えて、標準部品ライブラリや簡易的なデータ管理ツール、レンダリング機能などが含まれます。
- SOLIDWORKS Standardの機能に加え、以下の機能が搭載されています。
・加工コスト検証
・標準部品ライブラリ
・電気系CADと機械系CADの連携
・デザインコミュニケーション
・3次元点群データ、STLインポートのソリッド化
・公差スタックアップ解析
・タスクスケジューラー
公差積み上げ解析(TolAnalyst)
- TolAnalystは、アセンブリ内の2つのフィーチャー間にある複数の寸法に基づいて、公差や組み立て方法がアセンブリ全体にどのような影響を与えるかを調べるための公差解析ツールです。
- 解析結果には、累積される公差の最小値と最大値、平方和方式(RSS)による累積公差の最小値と最大値、さらに影響を与えるフィーチャーがリスト形式で表示されます。
規格のチェック(SOLIDWORKS Design Checker)
- SOLIDWORKS Design Checker は、SOLIDOWRKSドキュメントの寸法表示規格、フォント、材料やスケッチ等の設計要素を検証し、ユーザーが事前に定義した設計基準を満たしているか検証します。
チェックされた規格が異なるエンティティは、自動修正ツールを使用して規格に合うように修正することが可能です。
コストを考慮した設計(Costing)
- Costingツールは、材料や製造プロセス(切削、曲げ加工など)、製造方法(機械加工、鋳造、3Dプリントなど)、梱包や塗装などの独自プロセスのテンプレートに基づいてコストを計算します。
- 設計変更を行うと、すぐに新しいコストが反映され、詳細なコスト内訳も確認可能です。
- 見積書やレポートを自動生成できるため、顧客向けの見積もり作成の効率化に役立ちます。
SOLIDWORKS Premiumの特徴
- SOLIDWORKS Premiumは、SOLIDWORKS Professionalに設計検証(構造解析、機構解析、持続可能性の検証)機能、配管・配線設計機能などを加えたSOLIDWORKS CADの最上位パッケージです。
- SOLIDWORKS Professionalの機能に加え、以下の機能が搭載されています。
・ルーティング(配管、ハーネス、チューブ)
・アセンブリの加工コスト検証
・線形静解析(ビーム、シェル、ソリッド要素、アセンブリのサポート)
・モーションシミュレーション(機構解析)
・持続可能性の検証
部品およびアセンブリの線形静解析(SOLIDWORKS Simulation)
- SOLIDWORKS Simulationは、SOLIDWORKSに完全に統合された設計解析システムで、主に「線形静解析」を行うためのツールです。高速かつ正確なソルバーを備えており、設計中に問題を直感的に解くことができます。
- より高度な解析機能が必要な場合には、SOLIDWORKS Simulation Professional や SOLIDWORKS Simulation Premium をアドインすることで、固有値解析や座屈解析、非線形解析などを含む幅広い解析を行うことができます。
時間ベースのモーション解析(SOLIDWORKS Motion)
- アセンブリの合致条件や力やばね、ダンパーなどのモーション拘束、材料の特性、質量、部品同士の摩擦を含む接触を考慮した運動学的に正確な解析が行えます。
- モーション解析スタディで算された荷重をもとに、構造解析の荷重条件を定義することも可能です。
ケーブル・ハーネス・配管のルーティング(SOLIDWORKS Routing)
- SOLIDWORKS Routingは、配管、チューブ、電気ケーブル、ダクトなどを使って、部品同士をつなぐルートを設計するツールです。
- 特定の構成部品(フランジ、T継手、電気コネクタ、クリップなどの管継手やコネクタ)をアセンブリに挿入することで、自動的にルートサブアセンブリが作成されます。
- ルートの中心線となる3Dスケッチを作成し、そのスケッチに沿ってソフトウェアが自動的に配管やチューブ(ルート部品)を配置します。
Operating Environment 動作環境
SOLIDWORKS の最新の状況・詳細は、メーカーサイトにてご確認ください。
SOLIDWORKS ハードウェアとシステムの要件
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SOLIDWORKS 2022 |
SOLIDWORKS 2023 |
SOLIDWORKS 2024 |
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OS |
Windows 11、64ビット (SOLIDWORKS 2022 SP2~) |
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Windows 10、64ビット |
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CPU |
Intel または AMD製 64ビット |
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メモリ |
16GB以上 |
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グラフィックス |
認定済みのカードとドライバ(※1) |
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ストレージ |
SSD推奨 |
※1 認定済みのカードとドライバーはメーカーサイトにて検索できます。
SOLIDWORKS 認定ハードウェア
Package Products パッケージ製品
SOLIDWORKS 3次元CAD パッケージと主な機能
機能 |
ツール名 |
パッケージ |
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Standard |
Professional |
Premium |
部品とアセンブリのモデリング、2次元図面の作成 |
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インポートモデルの自動フィーチャー認識 |
FeatureWorks |
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モデルの変更箇所を認識したり他の部品との比較 |
SOLIDWORKS Utilities |
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干渉チェック、質量特性の計算、板金・溶接・金型の設計 |
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簡易検証ツール |
SimulationXpress・FloXpress・DFMXpress |
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CAMプログラミング |
SOLIDWORKS CAM Standard |
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各種3D CADのネイティブデータの活用 |
3D Interconnect |
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標準部品ライブラリ |
SOLIDWORKS Toolbox |
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コストを考慮した設計 |
SOLIDWORKS Costing |
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モデルや図面の規格チェック |
SOLIDWORKS Design Checker |
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ビューワーによる設計情報の共有 |
eDrawings Professional |
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公差積み上げ解析 |
TolAnalyst |
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フォトリアリスティックなレンダリング |
SOLIDWORKS Visualize Standard |
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簡易データ管理 |
SOLIDWORKS PDM Standard |
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3Dスキャンデータからのリバース エンジニアリング |
ScanTo3D |
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時間ベースのモーション解析 |
SOLIDWORKS Motion |
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部品およびアセンブリの線形静解析 |
SOLIDWORKS Simulation |
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ケーブル・ハーネス・配管のルーティング |
SOLIDWORKS Routing |
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曲面サーフェスの平面展開 |
展開サーフェス |
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SOLIDWORKS のトライアルは、購入を検討される商用版ユーザーのお客様による評価目的にのみ提供されます。
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