HELYX
VOFによる越流解析
- HELYX
- 流体解析
HELYXを使用したVOFによる越流解析の事例です。
河川を遡上する魚がバリア(ダムなど)を通過できるように設計されたバーティカルスロット式魚道のVOF(混相流の相占有量)解析です。標準的なVOFソルバーであるOpenFOAMのソルバーinterFoamをENGYS社が独自に拡張したソルバーを使用しています。この解析結果動画は気液界面の面情報に対し速度で色付けした様子を表しています。
VOF解析では界面の精度が問題になる場合が多いですが、AMRを使用し界面のメッシュを動的に細分化する事で精度を向上しています。HELYXの高精度なVOFソルバ(HELYX-hydro)では、2次精度時間進行、及び高精度界面圧縮スキームであるHiRAC法を使用する事により忠実に気液界面の挙動を再現する事が可能になっています。