SOLIDWORKSは毎年最新バージョンをリリースしており
設計の生産性を向上させることに重点を置いた機能強化・操作性改善を行っています。
SOLIDWORKS Flow Simulation 2024における新機能をご紹介します。
SOLIDWORKS Flow Simulation 2024はより使いやすく、効率的な作業が可能になります。
詳細はメーカーサイトでご確認いただけます。(SOLIDWORKS Flow Simulation - 2024 - SOLIDWORKS 新規機能)
コンポーネントリストのインポートとエクスポート
- コンポーネント エクスプローラでは、コンポーネント リストを Excelスプレッドシートにエクスポートし、プロパティを編集してインポートし直すことができます。
- スプレッドシートを使用して、構成部品のプロパティを管理できます。次を編集できます。
・材料(Materials)
・ボリューム ソース(Volume Sources)
・2 抵抗コンポーネント(Two-Resistor Components)(ライブラリおよび電力)
・LED(ライブラリおよび電流)
メッシュの生成
- Smart Cell Cartesian メッシュ ジェネレータを使用すると、通常よりファイル サイズを小さくし て高速にメッシュを生成できます。
- Flow Simulation 2024 では、10-20M セル モデルの場合は 32 コアで 9~12 倍高速化されています。
(これに対して 2023 では 3~7 倍高速化されていました)
- 2024 では、拡張性のおかげで メッシュ作成が約 2~3 倍高速化されています。
メッシュブール演算(MBO)
- メッシュブール演算は、複雑かつ極めて不正なジオメトリを通常より高速かつ簡単に処理します。
- 不正なジオメトリが原因でSOLIDWORKSがブール演算を正常に実行できない場合は、MBOを使用できます。
不正なジオメトリ・・・自己交差する面や見つからないエンティティがある不正なトポロジー など
- MBOは複数のボディを個別にメッシュ分割してから、メッシュ分割されたボディに対してCADブール演算を使用せずにブール演算を実行します。
- MBOはユーザーによる事前調整や自動モデル修復なしで、非常に不正なモデルであっても通常の 5~15 倍の速度でメッシュ分割できます。
- MBOをCADブール診断とともに使用して、メッシュブールの能力と流体ドメインの診断などの追加情報を取得する利便性を組み合わせることができます。
- CADブール診断で流体ドメインを検出できなかった場合でも、メッシュブールによってモデルをメッシュ分割できます。
- このような場合は、ソルバ モニター(Solver Monitor)ダイアログボックスに追加のサブドメイン診断情報が表示されます。
- ジオメトリの処理方法(CAD ブール、プリプ ロセッサ ブール(旧称: 改善されたジオメトリ処理)、またはメッシュ ブール)を指定でき、CAD ブール診断をオフにできます。