MATファイル インポートモジュール
DADiSP/MATファイル インポートモジュールは、MATLABおよび同様のプログラムによって生成され、MATファイル形式で保存されたデータファイルを簡単にインポートすることのできる対話形式のモジュールです。MATファイルのバージョン4.0およびそれ以降のバージョンがサポートされています。
MATファイルは、任意のサイズで、変数の数は任意の数を含むことができます。ファイルの全内容をインポートすること、または特定の変数の一部分を選択的にインポートすることができます。配列変数は、自動的にプロットすることもできます。
主な機能
- 単純なダイアログ ボックスとユーザ インターフェース
- Mファイル バージョン4.0、およびそれ以降のバージョンをサポート
- 実数と複素数の配列をサポート
- スカラーとしてインポートされた1x1配列をサポート
- ストリング変数をサポート
- グローバル変数としての構造体およびセルを読み込むことができます
- 配列変数の自動プロットができます
- MファイルのインポートのためにMATLABを必要としません
注:MATLABは、MathWorks社の登録商標です。
機能詳細
MATLAB MATファイル インポートモジュール
MATファイルは、MATLABおよび同様のプログラムによって生成されたバイナリーデータファイルフォーマットです。MATファイルは、MATLAB対話型セッションあるいは自動スクリプトによって生成された任意数のプログラム変数を含むことができます。 これらの変数は、ストリング、配列、セルおよび構造体を含むいくつかのMATLABデータタイプを表わします。
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単純なインターフェース
MATファイルのインポートは、単純にボタンを押し、ファイルを選択するだけです。変数リストが、ファイルを選択した後に表示されます。ファイルの全内容をインポートするか、あるいは特定の変数を選択的にインポートすることができます。配列は、そのままでインポートするか、あるいはDADiSPの最適化カラム オリエンテーションを利用して変換してインポートすることができます。
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MAT ファイル フォーマット
大部分のMATファイルは、「.MAT」ファイル拡張子によって識別されます。しかし、様々な異なった内部フォーマットがMATLABのバージョンに依存して存在します。DADiSP/MATファイルは、各フォーマットを直接解読するのではなく、MATLAB自身のMAT DLLライブラリーを利用して、フォーマットの詳細を分離し、かつファイルが互換性を取れなくなることを回避しています。結果として、バージョン4.0およびそれ以降のバージョンのMATファイルはすべてサポートされます。また、MATLABそのものは、データのインポートに必要ありません。
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データ タイプ サポート
MATファイルの変数は、オリジナルと同じ名前およびデータ タイプのグローバル変数としてDADiSPへインポートされます。実数と複素数の配列がサポートされます。 1x1配列は、スカラーとなります。セルと構造体の変数の要素は、オリジナルのセルか構造体名で接頭辞を付けられたグローバル変数としてインポートされます。
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必須条件
DADiSP/MATファイルは DADiSP 6.0 B16 あるいはそれ以降のバージョンが必要です。MATLABは必要ありません。
なお、現行版の更新に関しては、弊社にご連絡下さい。
DADiSP/MATファイル機能
DADiSP/MATファイルは、完全にメニュー方式のモジュールです。一方、下記機能がスタンドアロンでMATファイルを読み込むために使用することができます。
MATファイル機能
guimat | MATファイルを読み込むためのダイアログ ボックスを表示します。 |
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loadmat | MATファイルから選択された変数のみを読み込みます。 |
matinfo | MATファイルの変数および変数名を表示します。 |