Dataq WDQファイル インポート・エキスポートモジュール
DADiSP/Dataqファイル インポート・エキスポートモジュールは、簡単にDataq WDQデータ・ファイルを読み書きすることのできる、シンプルな対話形式のモジュールです。 対象とするWDQファイルは、任意のサイズ、複数チャンネルに対応可能です。
ReadDataqダイアログは、自動的にWDQデータ・ファイル中のすべてのチャンネルを読み込み、オプションとしてデータをスケーリングし、サンプリングレートと工業単位を設定できます。
WriteDataqダイアログは、1以上のDADiSPのシリーズをWDQデータ・ファイルへ保存します。 また、サンプリングレート、工業単位及び変換パラメーターも自動的に保存されます。
主な機能
- シンプルなダイアログ・ボックスによるユーザインターフェース
- 任意のサイズのWDQファイルを読み書きできる
- 大容量のWDQデータ・ファイルをサポートするバッファー・データ入出力
- WDQファイルを高速読込みするための最適化されたシリーズ処理
- スケーリングされた工業単位データとA/Dの値の読み込み
機能詳細
ソフトウェアによって生成される16ビットのバイナリー・データ ファイル フォーマットです。 WDQファイルは、1以上のチャンネルを含み、A/Dの値をエンジニアリング・データに変換するための振幅単位とスケーリングパラメータを含んでいます。
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インポート インターフェース
WDQファイルのインポートは、単純にボタンを押し、ファイルを選択することにより行われます。ファイルが選ばれた後、内容の要約が表示されます。チャネルは、DADiSPの最適化カラム・オリエンテーション機能を使って高速に変換されます。
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インポートオプション
複数のチャンネルは、別々のウィンドウにロードするか、または結合させて単一のウィンドウにロードすることができます。データは、元の工業単位に変換するか、あるいはA/Dの値としてインポートできます。大容量のWDQファイルの読み込みを高速化するために転送バッファーのサイズを指定することができます
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エクスポート インターフェース
複数のDADiSPのシリーズは、ファイル名の選択および保存すべきウィンドウのリストを確認することによりWDQファイルにエキスポートすることができます。各シリーズのサンプリングレート、工業単位、スケール情報は、自動的に保存されます。
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エクスポート オプション
DADiSPのシリーズは、最大出力分解能で利用するために自動スケールすることができます。また、特定のA/Dコンバータを簡単に利用するために特定の入力A/Dレンジが指定できます。大容量のWDQファイルの書き込みを高速化するために、転送バッファーサイズを指定することができます。
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WDQファイル形式
WDQファイルは、14ビット精度の16ビット整数データを含んでいます。サンプリングレート、工業単位、及び倍精度スケーリングパラメータが、A/Dデータとともに保存されます。 DADiSP/Dataqファイル モジュールは、フォーマットの詳細を分離し、かつファイルの非互換性を排除するために、DataqのActiveXコントロールを利用しています。
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必要条件
DADiSP/Dataqファイル モジュールは、DADiSP 6.0 B17 あるいはそれ以上のバージョンで稼動します。
DADiSP/Dataqファイル モジュール2.0の関数
DADiSP/Dataqファイル モジュールは、完全にメニュー・ドリブン・モジュールです。
しかし、下記の関数は、WDQファイルを読み書きするために単独で使用することができます。
Dataqファイル モジュールの関数
rdaqmenu | Dataqファイルを読み込むダイアログ・ボックスを表示します。 |
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readdaq | Dataq WDQファイルをロードします。 |
wdaqmenu | Dataqファイルを書き込むダイアログ・ボックスを表示します。 |
writedaq | 複数のシリーズをDataq WDQファイルへ保存します。 |