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DADiSP/COMTRADE

DADiSP/COMTRADEファイルインポート モジュール

COMTRADEファイルインポート モジュール

DADiSP/COMTRADEは、DADiSPのデータインポート機能を拡張し、COMTRADE形式(IEEE 標準のCommon Format for Transient Data Exchange)のファイルをインポート可能にするメニュー組込みのモジュールです。
DADiSP/COMTRADEは、特に電力会社のために開発され、COMTRADEコンフィグレーション ファイルの情報からDADiSPヘッダーファイルに変換し、COMTRADE データファイルを完全なDADiSP形式のファイルとしてDADiSPにインポートします。

主な機能

  • シンプルなユーザーインターフェース
  • 高速に直接COMTRADEデータファイルをインポート
  • 自動ヘッダー変換機能

DADiSP/Comtradeの新機能

DADiSP/Comtrade Version 2.0は、アップデートとユーザーインターフェースの単純化を行いました。ファイルの重要な情報を表示させ、ファイルのコンテンツの概要をいち早く確認するためにCFGヘッダーを見れるようにしました。個々のチャンネルを選ぶことができ、インポートしたチャンネルは何個でも即座にウインドウに表示します。 ASCIIファイルとバイナリーのCOMTRADEファイルがサポートされています。COMTRADEの元々の機能と今回改良した部分は自動で処理することができます。

Comtrade 2.0 の主な新機能

  • アップデートし、ユーザーインターフェースの効率化をしました。
  • インポートするものを個々のチャンネルから選べるようになりました。
  • インポートチャンネルを自動で表示できるようにしました。
  • バイナリーファイルをサポートするようにしました。
  • COMTRADEの仕様を改良しました。

機能詳細

ソフトウェアによって生成される16ビットのバイナリー・データ ファイル フォーマットです。 WDQファイルは、1以上のチャンネルを含み、A/Dの値をエンジニアリング・データに変換するための振幅単位とスケーリングパラメータを含んでいます。

  • COMTRADEデータファイルインポートモジュール

    COMTRADE (Common Format for Transient Data)は、電力会社のために開発されたIEEE基準(C37.111)を満たす重要なものです。IEEEの基準は電力シ ステムの故障データ・試験データ・シミュレーションデータ等に用いられるデータファイルのための共通したフォーマットを定義しています。またIEEE基準というのは、デジタル保護継電器・デジタルフォルトレコーダー・過渡シミュレーションプログラムのような一時データのソースを記述方法や、一時データが変わった場合のサンプリングレート・フィルター・レート変換について議論したりしています。C37.111-1999基準は、ヘッダーファイル(.hdr)・コンフィギュレーションファイル(.cfg)・データファイル(.dat)がデータ交換に必要であるということを決めました。

    DADiSP/COMTRADEデータファイルインポートモジュール
  • COMTRADEヘッダー変換

    DADiSP/Comtradeは、COMTRADEコンフィギュレーションファイル内の自動変換情報をDADiSPのヘッダーファイルに入れることでCOMTRADEデータファイルをインポートします。ヘッダーはCOMTRADEのデータをDADiSPのシリーズへインポートするために用いられるDADiSP Import Facilityによって処理されます。

  • COMTRADE ASCIIフォーマットとバイナリーフォーマット

    ASCIIフォーマットとバイナリーCOMTRADEファイルの両方をサポートしています。元々の仕様を満たしているファイルも改良されたものも受け取りが可能でかつ完全に処理されます。PTR (Potential Transformer Ratio : 変圧比) and CTR (Current Transformer Ratio : 変流比) のスケーリング要素は適したアナログチャンネルに適用されます。

  • シンプルなメニューインターフェース

    DADiSP/Comtradeは、DADiSPのワークシートで起動し、ボタンを押すことでアクセスします。COMTRADEのユーザーインターフェースによって重要ファイルの表示と個々のチャンネルの選択が可能になります。COMTRADE time and count channelsがオプションとしてサポートされています。一度COMTRADEパラメータを定義した場合、COMTRADEデータはコンフィギュレーションファイルによってデータがその仕様となってインポートされます。インポートされたチャンネルは速やかに画面にプロットされます。

  • 完璧な解析システム

    DADiSPは完璧な解析・表示、そしてCOMTRADEデータを用いた処理環境を提供します。 DADiSPにDADiSP/Comtradeを入れることで、データのインポートの自動化・SPL(Series Processing Language)を通した解析アプリ・マクロ・コマンドファイルを作成するのが簡単になります。

  • お願い

    DADiSP/ComtradeはDADiSP 6.0 B18かそれ以上のバージョンに対応しています。DADiSPのバージョンアップをご希望でしたら、我々までご連絡下さい。

DADiSP/COMTRADEの関数

DADiSP/Comtradeは完全メニュー選択形式のモジュールです。しかしながら、以下の関数をCOMTRADEファイルを読み込むために用いることができます。

cfgimport データセットへCOMTRADEファイルをインポートします。
cfg2head DADiSPのヘッダーへCOMTRADEヘッダーをインポートします。