DADiSP
生存者探査システムにおける呼吸検出アルゴリズムの検討
- DADiSP
- 信号処理
2008年に起きた四川省の震災に見られるように、震災時の家屋の倒壊などは、その建物の中で生活する人に避難の時間を与えられるとは限らない。一方で、倒壊した建物の内部から生存者が発見され救出されることが少なくない。しかし、救出作業者からは生存者がいるかどうか、いたとしてもどこにいるかわからない状態での作業を行う必要がある。そして、瓦礫等に埋没した状態では、生存率は時間とともに低くなる。そのため、生存者がいる瓦礫等から除去作業を行うことが求められる。このように瓦礫等に埋没した状態の生存者の存在を瓦礫の外部からの探査により検出するシステムの開発にあたり、検出アルゴリズムの検討を行ったので、報告をする。
キーワード:呼吸検出/生存者探査レーダ