お役立ちコンテンツ
通信教育

サイト内検索

Examples of Computational Fluid Dyamics 粒子挙動解析の事例

Aspherix コンベヤ上の磁気粒子の選別
  • Aspherix
  • 粒子挙動解析

Aspherixを使ったプラスチックと金属の混合した粒子の流れをコンベアに挿入します。コンベアは磁性プレートの下を通過し、その磁場によって金属粒子が捕捉され、プラスチック粒子から分離されます。
図では粒子の種類により色分けをしています。赤いプラスチック粒子はコンベヤ上で移動し、青い磁気粒子は上部の磁気プレートへ吸い上げられている様子がわかります。
Aspherixでは粒子にmagneticのオプションを使用すると、磁気粒子に対するトルク、磁力(磁気粒子同士、磁場空間から受ける磁力)を考慮して計算を行うことができます。

【粒子の設定】
極性を持った金属粒子と半径の異なる3種類のプラスチック粒子の4種類の粒子から構成されています。プラスチック粒子の半径とその構成割合を下記に示します。
プラスチック粒子:半径0.006m,40%/半径0.008m,30%/半径0.01m,30%
金属粒子:半径0.01m 極性あり
粒子形状:全て球体
法線接触モデル:hertz
接線接触モデル:history
凝集モデル:設定なし
転がり摩擦モデル:epsd2
重力設定:あり
粒子挿入設定:質量速度2kg/s(金属粒子), 質量速度10kg/s(プラスチック粒子)
【メッシュ壁面の設定】
壁面に設定した材料により機械力学的、熱力学的性質が考慮されます。上部の磁気プレートそのものには電磁気的な設定は行ってません。
法線接触モデル:hertz
接線接触モデル:history
凝集モデル:設定なし
転がり摩擦モデル:epsd2
コンベヤ移動速度:3m/s
【磁場の設定】
上部にある磁気プレートの下に領域を指定し、磁場を設定します。
0.5m間隔の3次元座標、各座標点に対する磁場の勾配、強さを指定してます。