「第36回 設計・製造ソリューション展(DMS東京)」に出展いたしました
第36回 設計・製造ソリューション展(DMS東京)が、6月19日~21日 東京ビッグサイトにて開催され、弊社CAEソリューションズも単独出展いたしました。3日目はあいにくの雨模様でしたが、期間中を通して多くの方々に弊社ブースまでお越しいただき、様々なご意見・ご要望を伺うことができました。CAEの導入を検討されている方や、より高度な解析事象に取組むための情報収集をされている方など、非常に多くの方々とお話しする貴重な機会となりました。
今回の出展では弊社の展示テーマ「身近な実現象とCAE」の対象として“鉄道”にフォーカス。車両の衝突、車内の換気や火災、地震発生時の駅舎の振動、のように、構造、樹脂流動、流体解析がどのように設計製造に活用できるのか、その例をミニセッションでご紹介しました。
また、同様の解析事例を動画にしたものをジオラマとともに展示しました。 皆様が乗車されたゆりかもめにも安全で快適に利用できように、CAEソフトウェアが活用されているのではないでしょうか。
また、上記の解析分野に加え、AIを使ったCAEの適用と題して、ダムブレイクという流体解析の例をAIで予測した検証事例をご紹介しました。「AIとCAE」については、多くの方の関心を集め、展示期間中はこのミニセッションが一番人気であり、最終日には追加講演を急遽3回実施するほどでした。このことからも、今後の注力分野の一つとする必要性を強く感じております。
弊社ではCAEソフトウェアの操作スクールの他にも、統計学やAIの実習講座などデータサイエンスに関するスクールも行っています。 ExcelやPythonといった手軽なツールを利用しますので、自習もしやすく気軽に参加できる内容となっていますので、こちらもご興味があればご参加ください。
さて、たくさんの方に興味を持っていただいた本展示ですが、全体の来場者としては69,717人(主催元RX Japanの調べ)、3年連続で増加傾向にあるようです。
2021年には10,000人近くにまで落ち込んだものの、肌感としても以前の状態にまでほぼ回復したように思います。 駅も会場も人で溢れ、久しぶりに訪れた(しかも南展示棟!)こともあり散々迷い、初日は自社ブースに辿りつくのもやっとでした。
こんな中、もし火災や大きな地震が発生したら、会場はきっと大混乱ですね。 シミュレーションソフトには物体や物質を対象にしたものだけでなく、人の群衆を対象にしたものもあることをご存知でしょうか。 Thunderhead Engineering社が提供するPathfinderは災害が発生したときの安全避難、群衆行動を解析することができます。 防災分野での利用だけでなく建築の分野でも広まりつつあります。
今回の展示会を通じて、CAEが皆様の身近なところで役立っているということを少しでも感じていただけたならば、うれしく思います。ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。